Webサイトを常時SSL化(https)すると、アクセス数は増える?減る? | マーケティングプラス

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Webサイトを常時SSL化(https)すると、アクセス数に影響するって本当?- Webサイト管理のHow to -

※この記事は2019.10.01に書かれた記事です。

httpsにしたらアクセス数が…?!

Webサイトの常時SSL対応(Webサイト全体がhttps)が誰にとっても身近な話題となり、ホームページのURLを見るとhttpsであることは珍しくなくなってきました。

ですが「httpsにしたら、アクセス数が減った(あるいは、増えた)」という話を見て、導入をためらっている方もいらっしゃるかも知れません。

そこで今回は、常時SSL化とアクセス数の関係性について、実際の事例を見ながら考えてみたいと思います。

常時SSL化で、アクセス数に影響が!? httpsへの変更はタイミングが重要?

結論からすると、アクセス数が多いホームページや、コンバージョンのWebサイトについては常時SSL化のタイミングは少し慎重に選んだ方が良いかも知れません。

というのも、httpsにした後は1週間程度~の期間、アクセス数が急落する可能性が無いとは言い切れないからです。

なぜ常時SSL化をすることで、アクセス数が下がることがあるの?

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インデックスの移行に時間がかかります

常時SSL化をすると、URLが「http://」から「https://」になるので、Googleの認識的には別サイト扱いになります。なので検索エンジンのインデックスも、新しくやり直しになります(2019年9月現在)。

つまり、Google側で、旧サイト(http://)のインデックスの削除と、新サイト(https://)のインデックスが終わるまで、検索順位が不安定になってしまう(=検索流入が減り、アクセス数が減る)ことがあります。

その期間は1週間程度のこともあれば、1ヶ月以上かかることもあり、Webサイトによってバラバラなようです。この間はひたすら待つしかありません。

検索流入が減った場合、元のアクセス水準に戻る保証はあるの?

再インデックスと同時にページの再評価が行われることもあるようで、アクセス数が落ちた(=検索エンジンからの流入が減った)まま、元の水準まで戻らない可能性が無いわけではありません。

ただ、ほとんどのWebサイトが、一時的なアクセス数の減少があっても元の水準程度には戻りますし、httpsにすることでGoogleからの評価が上がってアクセス数が増えたという事例もあります。

もし、検索流入が減ってそのままになってしまった、ということがあるのであれば、何かの設定が間違っているのか、そうでなければ、暫くクロールされていなかったページが再クロールされることで、正当に評価されなおしただけ、と考えることもできます。

設定の調整や、コンテンツの見直し(古い情報を新しくしたり、より質の高い記事にリライトするなど)をして、再度検索エンジンからも評価しなおしてもらえるように更新をすると、効果があるかも知れません。

常時SSL化したサイトのアクセス数の推移例

前書きが長くなってしまいましたが、実際の事例を見ながら考えてみたいと思います。

サイトA:ほぼ影響なし。再インデックスの期間中もアクセス数が変わらず。

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多少下がっていますが平均値内です

こちらのサイトは、アクセス数の平均が、1日で40~60アクセス程度です。

後から振り返った時にグラフを見ても、いつhttpsにしたのか全くわからないほど、ほとんど影響がありませんでした。(SSL化の翌日は多少下がって見えますが、普段のアクセスの少ない日と同等程度でした)

このように何事もなく常時SSL化が終わる事例もあります。

サイトB:一時的にアクセス数が激減! その後アクセス数が回復して元の水準に。

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影響が出るのには時間差がありました

こちらのサイトは、アクセス数の平均が、1日で400~600程度です。

httpsにした後に、ある日突然アクセス数が落ちているのがわかるかと思いますが、調べてみると検索流入が激減していました。

そのまま1週間ほどアクセスが落ち込みましたが、突然回復傾向を見せてからは、以前のアクセス水準に戻ったまま安定しています。

動きの違った二つのホームページ。考えられる違いの理由は?

どちらのホームページも、ページ数などのサイト規模は同程度でした。それでも、二つのホームページが違う動きを示した主な理由は「特性の違い」にありそうです。

サイトAはブランドサイトで、サイトBはコンテンツサイトでした。
ゆえに、サイトAは指名検索・商品名検索に強いWebサイトでしたが、サイトBはキーワード検索(特にロングテール)による下層ページからの流入が多いWebサイトでした。
なので、サイトBはサイトAに比べると、下層ページを再インデックスしている不安定な時期の影響を受けやすく、ホームページ全体のアクセス数が激減する時期が出てきてしまった、と言うことができると思います。

常時SSL化を行った後は、Google Analytics や サーチコンソールの監視を

常時SSL対応によるアクセス数への影響は、Webサイトによって出方が違うため「このWebサイトを常時SSL化すると、アクセス数はこういう風に変動します」と確実な予想をすることはできません。

ですから、何か影響があった時のことを考えて、常時SSL化はアクセス数が減っても影響の少ないシーズンを選び(書き入れ時を避けるなど)、httpsの設定後は、Google サーチコンソールや Google Analytics を監視するようにすることがおすすめです。

もし、1週間・1ヶ月と時間が経っても、検索流入が元の水準に戻らない場合は、WebサイトのURL設定・転送設定やcanonicalタグが間違っている可能性もあるかも知れません。そうでなければ、サイト内コンテンツの見直しの時期が来ているのかも知れません。

このように、アクセス数への影響が出やすい常時SSL化。ただ、あまり恐れすぎて対応できずにいると、対応が必須になった時に困ってしまうことになります。

「いつかはやらねばならないこと」と考えて、早いうちに(サイト規模が大きくなる前に)計画的に行っておいた方が、後々になって慌てなくて済むので、余裕がある時に計画的な導入をおすすめします。

「常時SSL化にした方がいいのかどうか悩んでいる」「ホームページをhttpsにしたいけどやり方がわからない」といった方は、マーケティングプラスのサポート担当までお気軽にご連絡ください。

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