アクセシブルなPDFを作成する方法 | マーケティングプラス

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PDFを読みやすく ~WebコンテンツとしてのPDFの使い方~- Webサイト管理のHow to -

※この記事は2019.07.24に書かれた記事です。

PDFファイルはPCやスマホでも読めるし、プリントアウトしても崩れない便利なファイル形式です。

ときどき弊社にも「PDFになっているパンフレットをホームページで利用できますか?」という質問を受けることがあります。

Internet ExplorerやGoogle ChromeWebなどのブラウザで、閲覧できるものはすべて「Webコンテンツ」です。ということでPDFも「Webコンテンツ」なのですが、なかなかWEBでそのまま活用するのが難しいという場面があります。

WEB用と印刷用のPDFの違い

先程の「PDFになっているパンフレットをホームページで利用できますか?」という質問を受けた時、次のように回答させていただくことが多いです。

「できますが、どのように使われる予定ですか?」

というのも、印刷するためのPDFをWEBからダウンロードさせるのか、PDFの情報をWEBで確認してほしいのか。目的によって、WEBへの配置の仕方も変わります。そもそもPDFのようなドキュメントファイルを作成せずに、新しくWEBページを制作する方が目的にあっている場合もあります。

あくまでも目的に合わせて、ユーザーが使いやすいように加工しなければなりません。

「アクセシブルなPDF」という選択肢

PDFの中には、WEBで読みやすい・読まれやすいPDFというものが存在します。

見出しなどの情報構造がしっかりと作られ、要素ごとの読み上げ順序を適切に設定されているPDFです。(アクセシブルなPDFなどとも呼ばれます。)

そのPDFは当然WEB向きの構造になっています。

Webの原則は「どんな人でもアクセスしやすい」こと

もともと印刷するために作られたパンフレットは、文字と画像で凝ったレイアウトで冊子状につくられています。
一方、WEBのデータはHTMLなどでシンプルに構成され、どんな人でもアクセスしやすいように作られています。
PDFとはいえ、このWEBの原則にあわせたデータとして作られる必要があります。


The power of the Web is in its universality. Access by everyone regardless of disability is an essential aspect.
Tim Berners-Lee, W3C Director and inventor of the World Wide Web

Webのもつ力とはその普遍性にあります。障害の有無にかかわらずアクセスできることが、Webの本質的な側面のひとつです。

アクセシブルなPDFのつくり方

ページ数が多い冊子型のPDFは、見開きで成立するようなつくりになっていることが多く、章ごとに分割構成され、書籍のように、1冊を通して一つの形になっていたりします。こういったデータをアクセシブルなPDFに作り直すのは非常に困難です。

むしろ一度、WordやAcrobatなどを使って、一からPDFを作成し直した方が、簡易で迅速な場合があります。

そこでここではWordを使ったアクセシブルなデータの作り方の一例を記載させていただきます。

データのつくり方は、非常に簡単です。

たったこれだけの作業でアクセシブルなPDFが出来上がります。

  • 1

    まずは普通にWordでデータを作成します。

  • 2

    文章(ドキュメント)が完成したら、上部にある「校閲」部分をクリックします。

  • 3

    クリックして拡大

    開いたタブの中にあるアクセシビリティチェックをクリックします。

  • 4

    クリックして拡大

    右側にチェック結果が出ます。

  • 5

    修正箇所がなくなるまで修正を行います。

  • 6

    修正が終わったら、ファイル→名前をつけて保存→ファイルの種類でpdfを選んで、保存します。

Has to be Doc?

このようにWEBに適したPDFをつくることは意外と簡単です。印刷用のPDFを、ユーザーが利用しやすい場所にしっかりと置くことでWEBでの利便性を上げることも出来ます。

ただPDFなどのドキュメントをつくる必要があるか、常に考える必要はあります。WEBで解決できる内容であれば、WEBの中で解決する方がユーザーにとって便利なケースが多いからです。

PDFをどの場面で使うべきなのか、WEBの中でどこに置くべきなのか悩んだ際は、ご相談ください。
WEBサイトの改善と同時に、手間をかけず解決できることがあります。

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