ほん怖?Googleコアアップデートの影響を3年分俯瞰してみる- SEO対策 -
※この記事は2020.01.30に書かれた記事です。

ある日突然アクセス数が大変動!
検索エンジン最大手のGoogle。皆さんもご存じの通り、検索エンジンの仕組みは、年に何度か大きなアップデートが行われています。
日々のアクセス数を見ていて特にHPを更新してもいないのに、アクセス数が大幅に変わってしまった……。という時は、そのアップデートが原因かも知れません。
今回は、あるWebサイトのアクセス変動を見ながら、その現実を見つめてみたいと思います。
とあるHPのアクセス数の変動は2017年から激動の時代に
はじめにお断りしておきますと、以下のお話はスタッフが個人的に運営している趣味の情報サイトのお話です。
簡単なプロフィールとして、ページ数は150程度、2016年以降ほぼ更新ストップの半放置サイト(レスポンシブ対応)です。
まずは
アクセスの変動が激しくなりはじめた2017年以降のアクセス状況全体図(検索流入のみ)をご覧ください。
さほど更新もしていないホームページのはずなのに、検索流入数の平均が落ちたり増えたりを繰り返していることがわかります。
次に、数値の変動が大きかった時期について、Google検索エンジンのアップデートの有無を調べて書き込んでみます。
するとやはり(?)、検索流入が大変動した時期と、アップデートの時期が重なっているのがわかります。
それぞれの箇所について拡大して簡単に見ていきたいと思います。
ある日突然検索流入が1/7に減った!! 辛かった2017年
2016年からほぼ放置状態となっていたホームページ。アクセス数のトレンド的には緩やかに下がり気味ではありました。
しかし、2017年3月上旬、突然アクセス数が1/7(約700→約100)に下がるという事態が起こります。
なおこの時期「アクセス数が1/10になってしまった」と証言するWebサイトもいくつかあったほどで、明らかに検索エンジンの仕様が変わった影響と考えられます。
しかし、その後2ヶ月ほど放置しておいたところ、ある日突然検索流入数が持ち直します。
上述のアップデートでは、不当に評価が下がりすぎたコンテンツもあったようなので、その調整を行ったとも予測できる変動でした。
……かと思えば、おそらくその後も引き続き調整が行われており、検索流入が緩やかに落ちていきます。
ところが今度は、2017年9月中旬に再度アクセス数が持ち直します。この時期も、Googleが大きな調整を加えたのでは? と言われているタイミングと重なっています。
プチバブル到来? 一時期持ち直した2018年、が……、
2018年の大変動は、2017年とは逆にアクセス数が突然増えるというところから始まっていました。
2018年3月上旬は、なんと検索流入数が、2017年3月にアクセス数が1/7に減る前の水準に戻りました。
この頃に行われたアップデートでは、コンテンツの質や検索キーワードとの関連性への評価に関する変更があったとも言われており、昨年のアップデートで過小評価されるようになってしまったコンテンツが再評価されるようになったのかも知れません。
ただ、そこから何となく検索流入数が落ちていき、2018年9月を境に下落のトレンドが顕著になって少し低い平均値で落ち着いていきます。この時期も大きなアップデートがあったと言われているタイミングではあるのですが、さすがに更新頻度が低すぎた所に「も」理由がありそうな気がしています。
一段とアクセス数の平均値が下がった2019年
2019年は、あまりにもWebサイトを放置しすぎた結果として、3月から6月までアクセスできない状況になっていたことに気づいていませんでした。
Webサイト復旧後は元の水準で推移していたのですが、2019年9月下旬の大きなアップデートがあったタイミングで、検索流入数が20%~25%程度、さらに下落したことがわかります。
さて、この流れの中で、2020年はどのように変動していくのでしょうか……?
※余談ですが、復旧後すぐにアクセス数が元の水準に戻ったことは新たな発見ではありました。
Googleのアップデートに対してどう対応していくのか? SEO対策は?
以上ご覧いただいた通り、ほとんど放置しているWebサイトですら、外部要因(Googleのアップデート)に依ってアクセス数がかなり変動しています。
言い換えれば、みなさんのWebサイトにとっても、「アタリ」のアップデートもあれば(=検索流入が増える)「ハズレ」のアップデートもあり(=検索流入が減る)行ったり来たりを繰り返しているかも知れません。
Googleの検索エンジンは、常に調整の繰り返しです。今のところ決まり切った正解はありません。それまでは良しとされてきたSEO対策がある日突然NGになることもあり、その逆もあり得ます。
もしも検索流入の急激な増減が起こったら……?
今のところ、一番のおすすめのSEO対策は、慌てる気持ちを抑えて、まずは落ち着いて冷静に対応を検討すること、かもしれません。
というのも「今後長期間にわたって変わることが無い」ようなアップデートであれば、早急な対応を行う決断をした方が良いかも知れませんし、あるいは、まだ落ち着く先が見えないようなアップデートであれば、3ヶ月程度そのまま普段通りの更新を続けながら様子を見るという決断もまた一つのSEO対策と言えそうだからです。
アクセス解析を見ていて「おかしいな」と思うことがあったり、お悩みのことがあれば、お気軽にマーケティングプラスまでご相談ください。
アクセス数や反響が下がっている原因をお調べして、どう対応するのが良いか、お客様と一緒に考えさせていただきます。
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